2022-08-25

長崎県五島市視察ツアー(2022.08.20-21)

長崎県五島市にて、シュリンキング・シティ研究会のメンバー5名が現地の視察を行いました。8月20日に長崎県五島市福江港に集合し、五島市役所の庄司課長、松野尾様、野澤様に五島市福江ならびに玉之浦町をご案内頂きました。また玉之浦町にオープンした鶴田商店にて、人口減少が進行する五島市において、少しずつ社会増が発生していることや、その裏で実施されている数々の施策、地域を巻き込んだ活動などのお話を伺っております。また鶴田商店で提供しているジビエバーガー(鹿肉)をいただき、重要無形民俗文化財である五島神楽のひとつ「玉之浦神楽」を披露いただきました。

8月21日には、再び松野尾様に島内を案内いただき、五島市移住を考える人への短期滞在住宅や空き家活用事例の山本二三美術館および周辺の武家屋敷通りの景観、また新しくオープンした海辺のコワーキングスペースであるカラリトを見学しております。ストックを活用した移住希望者の定住前のサポートや、新しく移り住んできた居住者の精力的な活動を伺うことができました。 離島におけるシュリンキング・シティの実態は、これまで訪れてきた内陸部の地域とは異なる危機感や課題を有しています。その一方で自然・文化資源を用いた離島留学や移住促進、ワーケション誘致、再生可能エネルギーの促進に伴う雇用創出など、これら課題へのアプローチ方法も新しい視点に富んでいました。シュリンキングの在り方も多様であることを改めて実感するワークショップとなりました。

長崎県五島市玉之浦町に新しくオープンした鶴田商店前にて
当日は鶴田商店にて五島市役所の皆様とシュリンキング・シティ研究会のメンバーとで
ハイブリッドによる意見交換会を行いました。
県庁宿舎の空き部屋を活用した移住希望者の短期滞在住宅
近年ではおおよそのこの住宅を利用した人の7割は定住へ
玉之浦神楽-1: 太鼓を見つけた鬼を表しているそうです
玉之浦神楽-2: 最も基礎となる舞とのこと
玉之浦神楽-3: 獅子舞いですが、他の獅子舞とは少し違うようです

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